夢や目標が見つからない!「どうなりたいか」から「どうありたいか」で解決?

学校に通っているけど、仕事をしているけど、夢や目標が見つからない!
友人などと話していると、そんな声をよく聞くことと思います。
目標を達成したとたんに、何だかやる気がなくなった…なんてことも。
そんなとき、自分に問いかけるテーマとして注目されているのが「どうなりたいか」と「どうありたいか」。
これらを明確にすると、行き詰りを突破できる!なんて声を聞くこともあります。
そこで、「どうなりたいか」と「どうありたいか」の違いや、その答えを見つける方法についてまとめてみました。

夢や目標が見つからないのはどうして?

身近な人でも「夢を語る人」がいれば、「夢が見つからない」と落ち込んでいる人もいます。
人生のいろいろなタイミングで、夢や目標を見つけることの大切さを聞かされます。
夢も目標も見つからない…そんな人には、いくつかの傾向があると言われています。

・自分に自信がないので夢や目標を見いだせない。
・思考がネガティブなので、あきらめがはやい。
・本当の自分がどんな自分なのか分からない。
・失敗することが怖いので、行動を起こせない。

これらの傾向がある人は、知らず知らずのうちに、自分が心のなかに持っている要求にふたをしているもの。
その結果、夢や目標が見つからないというのが一般的な見方なのではないでしょうか。

ポジティブになったら夢や目標が見つかるの?

ポジティブになると、自分が次に起こすアクションを定めやすくなることは確か。
自分が設定した目標に向けて、アクセルを踏むことができます。
ただ、ポジティブに突っ走ってきたとしても、途中で「本当にこれでいいの?」となる場合もあります。
ポジティブな思考は、設定した目標に到達するための原動力となりますが、これをクリアしたあと、自分が充足した状態になるかは分かりません。

「どうなりたいか」は小さいころから問われること

小学校の作文などで、「将来に何になりたいですか」と先生に聞かれることが多いもの。
そんなとき、「お花屋さんになりたい」「シェフになりたい」「先生になりたい」など、どのような職業に就きたいのかを考えることと思います。
もっと漠然としたものでは「お金持ちになりたい」「有名になりたい」なんで場合も。
最近は「Youtuberになりたい」が増えていることが話題になっていますよね。
夢や目標を考えるとき、無意識のうちに「どうなりたいか」が基準になっているものなんです。

「どうなりたいか」は本当に目標?

最近は、就職が決まったものの、その会社でやりがいを見出すことができず、すぐにやめてしまう人が増えています。
また、大学に入学したとたんに、目標を見失ってしまい退学するなんてケースも。
その人にとって、「どこどこ会社の社員になる」「どこどこ大学の学生になる」は目標ではなかったということになります。

「どうありたいか」は自分の理想の状態を問うこと

一方、「どうありたいのか」は、自分の「あるべき」状態を問うことです。
自分がこんな状態だったら理想的だなぁ、ということになります。
ここで言う状態は、職業と無関係ではありませんが、イコールではありません。
たとえば、「安心できる存在でありたい」「愛される存在でありたい」「信頼される存在でありたい」など、ステータスではなく心の状態を指しています。
「Youtuberになる」ことで「お金持ちになる」なら、どちらも「なりたい」です。
「Youtuberになる」ことで「自由な存在であれる」なら、「ありたい」となります。

「どうありたい」は意外と問われていない?

日本の教育の現場では、「どうなりたいか」を問うことはよくありますが、「どうありたいか」を考える機会は意外と少ないものです。
「どうなりたいか」を決めることで、勉強のモチベーションがあがる、部活動に熱心に取り組む、就職活動を頑張るなど、アクションが起こせると考えられていることがその理由。
そのため「なにかになったあと」、完全燃焼してしまう人が増えていると言われています。

「どうありたいか」は人生の主要なテーマ?

とはいえ、「どうありたいか」の答えを見つけることは、なかなか大変なこと。
人生の究極のテーマともなる、壮大なテーマのように感じられます。
よく聞くのが、「死ぬときに幸せだったなあと思いたい」というのに近いと思います。
「死ぬときに幸せだったなあと思いたい」というのは、例えば「Youtuber」「シェフ」「先生」いなったら、感じられるものなのでしょうか。
むしろそれは、自分の日常生活や人間関係からくる心の状態のことを指しています。
つまり、ここで問われているのは、どのようにしたらそのような心の状態になるのか、ということなのかもしれません。

「どうありたいか」を見つける方法に答えはない

インターネットで検索すると「どうなりたいか」「どうありたいか」に関する記述にあふれています。
執筆者の立場も、メンタルコーチ、心理カウンセラー、占い師、宗教者、研究者など、多種多様。
答えを見つける手段も、「ありのままの自分になる」「自分の理想の状態を考える」等、漠然としたものが大部分です。
「どうなりたいか」を実現するための方法はありますが、「どうありたいか」を見つける方法は具体的にはない、というところなのではないでしょうか。

まとめ

「どうありたいか」という表現が注目されてきた背景として、ライフスタイルの多様化や働き方の変化が大きくかかわっているようです。
壮大なテーマでありながら、自分と向き合う身近なテーマ。
答えがすぐにでる問いではありませんが、一度、自分に問いかけてみるのもありなのではないでしょうか。