SNS被害が急増している!子どもを犯罪から守るために親ができること

最近、何かとニュースで報じられるのが、子どもと見知らぬ大人が出会ったことで起こった犯罪。全く接点がない両者がどこで出会ったのか、不思議に思うケースも多々あります。その出会いの多くはSNSを介したもの。SNSでやり取りをするなかで相手を信頼してしまったという話もよく聞きます。親世代が全く知らないようなSNSも登場している今、子どもを犯罪から守るために親ができることは何なのかまとめてみました。

SNS犯罪から子どもを守る大前提はスマホ履歴のチェック

スマホ履歴をチェックすることは、どことなく罪悪感を抱く行為。子どもが中学生、高校生と年齢があがるにつれて、履歴をチェックすることは難しくなります。しかし、高校卒業までは履歴チェックを前提にスマホを持たせた方が安心です。高校生になるとアルバイトをして自身で支払うケースも増えてきます。一見すると家計を助けているように見えますが、親が干渉しにくくなるので、良いこととは言い切れません。

親がSNSの特性を理解することも必要

親自身がSNSの事情が全く分からないと、スマホの履歴をチェックしたところで問題を発見することは不可能。閲覧履歴まで確認できたとしても、メッセージのやり取りを把握するには至りません。場合によっては、自分自身でSNSを使ってみることも、子どもを犯罪から守るために必要と言えるかもしれません。

SNSの利用はLINEから開始

SNSの危ういところは「だれとでもつながれる」ところ。知らない人でも、メッセージのやりとりを通じて親近感がわいてしまうことがあります。相手は犯罪目的で、心を開くように仕向けている可能性も。そのためSNSの特性を理解するまでは、決まった相手とだけやり取りをするLINEから始めることがおすすめです。

他のSNSとの連携は制限するように!

最近は、SNS同士でアカウントを連携し、ワンクリックで利用できるようになるケースも少なくありません。LINEにもさまざまな機能が付加されており、知らないうちに他のSNSを利用しているなんてことも。そのため、子どもが安易に他の機能に手を出さないように、利用範囲の制限を確認しておくようにしましょう。

YouTubeは個人情報が流出する可能性が高い

子どもの憧れの職業のひとつとして急浮上しているのが「ユーチューバー」。アイドルではなくユーチューバーに夢中になっている子どもも少なくありません。ユーチューバーに憧れた子どもが、親が知らないうちに自分の動画をアップしている可能性があります。動画は、さまざまな情報が映り込むため、犯罪に巻き込まれる可能性が高く、注意が必要です。

YouTubeの利用は13才以上であることを伝える

YouTubeに動画をあげる場合、Googleのアカウントが必要になります。Googleアカウントが所有できるのは13歳以上。そのため13才未満でYouTubeに動画をアップすると利用規約違反となります。そのことを理解させると共に、簡単に利用できることから、閲覧履歴をこまめにチェックすることが大切です。

SNS上の知らない人と会わないことを約束

小中学生が見知らぬ大人による犯罪に巻き込まれる事件の報道で必ず登場するのが、SNS上のやりとりです。リアルな世界で「知らない人について行ってはいけない」ことは浸透していますが、SNSの世界では思いのほか意識が低いようです。そのため、SNS上の知り合いと会うことは危険を伴うことを日ごろから言い聞かせることが不可欠です。

SNSがらみの犯罪のニュースが徐々に浸透

最近は、SNSを通じて監禁等の犯罪に巻き込まれるニュースが増加。そのため子どもであっても、SNS利用は犯罪に巻き込まれるリスクがあることを徐々に理解してきています。そこで、関連するニュースをきっかけにSNS利用のあり方を話し合う機会を設けることも一案です。

年齢を重ねるごとにSNSでお小遣い稼ぎしたくなる

とくに中学生から高校生にかけての年齢になると、インターネットを通じて物を買ったり売ったりしたくなるものです。フリマアプリやオークションサイトを利用すると、アンケートに答えることでポイントをゲット、それにより物をさらに安く買えるシステムも浸透しています。ポイントが欲しいがために個人情報を安易に書き込み、トラブルに巻き込まれることも少なくありません。

日ごろから子どもの買い物の状況を把握

高校生になるとアルバイトの給料を手にすることも増えてくるので、買い物の状況を正確に把握することは難しくなります。しかし、できるだけ買い物の状況を把握するようにしましょう。商品が自宅に配送されている、コンビニなどから発送している痕跡があったら、どのようなサイトを利用しているのかチェックした方がいいかもしれません。

犯罪の増加により閉鎖されるSNSも

子どもがSNSを通じて犯罪に巻き込まれたことで、広く知られるようになったのが「ひま部」。学生限定のコミュニティSNSです。SNS犯罪が最も多かったTwitterに続き、「ひま部」が第二位とされました。学生限定ながら大人が入り込む余地が十分にあり、出会い系や児童ポルノ関係の被害が未遂も含めて続出。2019年12月31日にサービスを停止することが発表されました。

「ひま部」は新たにSNSを立ち上げることを予告

「ひま部」はサービスを終了するものの、課題をクリアしたうえで新たなサービスを立ち上げることを予告しています。その際、ひま部公式のキャラクターであるアルパカは「あーどうしたら、悪意のあるやつに邪魔されないだろうか」ともつぶやいています。純粋に学生向けの「居場所」を作ることも難しさを物語っています。

まとめ

子どものSNSへの深入りは、親や学校、友人との信頼関係の揺らぎから加速するともいわれています。SNS犯罪に巻き込まれるリスクを減らすためには、まず日ごろの子どもの生活上・学業上の変化を見極めることも大切。SNS上の人間関係に傾倒している様子が見られたら、家庭内におけるコミュニケーションのあり方を見直すことも一案です。