育児がしやすい市町村はどこ?

以前は親に助けを借りたり、女性が主婦として家にいたり、近所の人と協力し合うなど、協力をし合って、子育てをする環境がありました。しかし、核家族や共働きの夫婦が増えてきて、2人だけで子育てをするのは困難になってきました。それもあり、近年では育児支援に力を入れる自治体が増えてきました。そのため、今回の記事では育児がしやすい市町村(関東)とその支援内容について紹介していきます。

栃木県宇都宮市

宇都宮市では、若い世代をサポートするために、結婚、出産、育児、教育など切れ目のない支援を目指しています。その中でも、育児支援が充実していて、とても子育てをしやすい街です。

待機児童ゼロの街

子供達が生まれる時期はバラバラですが、保育所の受け入れ時期が4月に限定されていると、母親は、仕事への復帰を保育所に合わせるしかありません。それは、本来おかしな話のため、宇都宮市では、通年を意識した受け入れ態勢を整えています。
2018年4月の時点で、保育所の0歳時クラスの定員は、申し込み人数の約2倍を確保しました。その結果、待機児童ゼロを実現することが出来ています。

母親への支援

産後ケアの支援も充実しています。具体的には、産婦健診診査時にスクリーニング調査を実施し、「鬱の疑いアリ」となった場合、産後ケア施設を2割負担で利用出来ます。産後は鬱になりやすく、核家族化や共働き夫婦の増加に伴い、仕事、家事、育児などの負担が大きくなっている母親を守るための支援です。

病児・病後保育所の送迎対応

宇都宮市に住みながら、東京などに新幹線通勤をする人が多くいます。そうした家庭の場合、子供が急に体調を崩した時にすぐに迎えに行くのは困難です。そこで、児童保育施設の看護師が保護者の代わりに保育園へ迎えに行き、小児科を受診させた上で預かるという対応をしています。

東京都新宿区

新宿区は待機児童の解消に至ってはいませんが、23区内では比較的子供を預けやすい環境です。保育所の数でいうと、区立の保育所が12園、私立の保育所が37園、こども園が20以上あり、まんべんなく分布することで、子供を預けやすい環境が整備されています。

東京都には認可保育所と認証保育所があります

東京都には、認可保育所と、独自の制度である認証保育所があります。認可保育所が親の収入によって保育料を自動的に決める仕組みなのに対し、認証保育所では、保育料を独自に決めます。すると、どうしても認可に比べて高くなりますが、上限4万円の助成金の支給を行うことで、ほぼ認可保育所と変わりません。さらに、ひとり親家庭や3人以上子供がいる家庭の場合、認可保育所との差額を全額負担してくれるため、認可保育所と同等の低い負担額ですみます。

小学3年生までの希望者全員が学童保育に入れます

利用要件を満たしていれば、小学3年生までの希望者全員が学童保育に入れます。小学生は、今日は学童に行くけど、明日は友達と遊びたいなど日によって違うので、登録上の定員が超えていても受け入れられるのです。定員をオーバーしてしまう日もありますが、学童を実施している児童館や学校などの施設の協力を得て、他のスペースを開放するなどの対応をしています。

新宿子育て応援ナビ

新宿区では、子育て支援のためのアプリを配信しています。このアプリは、妊娠期から就学前のお子さんをお持ちの方を対象に、出産や子育てに役立つ情報をスマホにプッシュ通知します。また、小さなお子さんと一緒に外出する時に便利な設備やサービスを提供するショップや区の施設を紹介する機能を備えた「しんじゅく子育て応援ナビ」が利用可能です。

しんじゅく平日・土曜日夜間こども診療室

平日及び、土曜日夜間におけるお子さんの急な発熱や腹痛などに対応するための診療室を国立国際医療研究センター病院内に開設しています。満15歳以下のお子さんを対象に、月曜日から金曜日は19時から22時まで、土曜は18時から22時まで小児科診療を実施します。

出産・子育て応援事業「ゆりかご・しんじゅく」

妊娠期から子育て期まで安心して過ごせるよう、妊婦の方を対象として、近くの保健センターで保健師などの看護職が面談を実施。看護職と面談した妊婦の方には、後日、ゆりかご応援ギフト1万円相当(妊娠・出産・子育てを応援する品)が送付されます。

出産育児一時金

国民健康保険に加入している方が出産したとき、出産育児一時金として、1人あたり42万円が支給されます。

神奈川県厚木市

厚木市は、待機児童の解消に至ってはいませんが、「子育て・教育環境日本一!~子どもたちの未来が光り輝くまち~」をマニフェストに掲げていて、さまざまな子育て支援があります。

一時預かり事業

厚木市では、子育て家庭における保護者の育児疲れ解消や救急・病院、就労などに伴う緊急・一時的な預かりサービスを実施しています。

子ども医療費助成

市内に住所を有する中学校卒業までの子どもを対象として、病院で受診した時に健康保険適用医療費の自己負担額を助成しています。

紙おむつなどを支給

2人目以降の子どもを育てる家庭には、紙おむつやおしりふきシート等を自宅へ配送する取り組みを行っています。

土日も利用可能な子育て支援センター

アミューあつぎ8階にある、通称「もみじの手」では、地域で子育てをする家庭やこれから子育てを始めようとしている家庭の支援施設です。その中の一つに、子育て家庭の親子や子育て家庭の親同士が気軽に交流できる子育てサロン室があります。ここを利用している市内在住の女性は「ここでママ友もたくさんできました。お母さん同士でたくさんおしゃべりできるのが嬉しいですね」と話し、ストレス発散の場にもなっています。

千葉県松戸市

2018年4月に、3年連続で待機児童ゼロを達成した松戸市では、待機児童のほとんどを占める0~2歳児の受け入れを増やすために、小規模保育施設の整備を進めています。特に駅前・駅ナカの整備を進め、保護者が送迎しやすい環境を作りました。以下には松戸市の子育て支援を紹介します。

病児・病後児保育施設

子どもが病気になったり、治りかけの時は、保育園にも預けられず、保護者も困ってしまいます。そんな時に子どもを預かってくれる施設です。一人ひとりの年齢、病状、症状に合わせ、通常の保育内容に準じた保育を行うので、保護者が仕事を休めない時は非常に助かります。

送迎保育ステーション

松戸駅と新松戸駅の近くには、バスで指定の施設へ送迎を行う送迎保育ステーションを設置しています。ここでは、子育て中の保護者が仕事に集中出来るように一時預かり保育も行っています。

まつどDE子育てLINE(まつ育LINE)

妊婦の方や子育て中の保護者はなにかと悩みが多いものです。そんな時に、まつ育LINEにて、妊娠期から子育て期までの不安をサポートします。お腹の赤ちゃんの様子や生まれた子どもの成長や発達のこと、ママの体調管理や子育てアドバイスなど、その時期に必要な情報をタイムリーに届けてくれます。配信原稿は小児科医、産婦人科、管理栄養士などの専門家の監修を経ているので安心できるでしょう。

おやこDE広場・子育て支援センター

主に0歳から3歳児向けに無料で開放されている子育て支援施設です。この施設には、松戸市認定の子育てコーディネーターがいて、子育ての相談をしたり、多様な子育て支援サービスを紹介したり、適切な子育て支援機関につなぐ手伝いをします。

まとめ

以上のように共働きの夫婦が、子育てをしやすい環境を作るために各市町村は様々な支援を行っています。今後、子育てをしていく上で、上記で紹介をした市町村へ引っ越しを考えてみてはいかがでしょうか。