エイズ検査の基礎知識
ご存知でしょうか?
12月1日は「世界エイズデー」です。
そのため、各保健所で実施しているHIV検査を通常よりも拡充していたりもしています。
エイズ検査なんて自分には関係ないと思われる方が多いのは分かりますが、
もし少しでも「もしかしたら・・・」「あの時・・・」と思われる方がいるようでしたら、
必ずエイズ検査を受けるようにしてください。
エイズの初期症状、検査方法などをまとめてみますので、参考になれば幸いです。
エイズの初期症状
発熱
薬で解熱できない微熱が続きます。寝ている時などに熱による寝汗を多くかく傾向があります。
リンパ節の腫れ
初期症状で発熱の次に多いのがリンパの腫れです。
粘膜や傷口などから侵入したHIVウイルスはリンパの流れに向かうため、
このような症状が出ると考えられます。
主な箇所としては、首や脇の下などのリンパ節です。
普通ではないくらい腫れるのが特徴となります。
喉の痛み
HIVウイルス感染の初期状態で喉の痛みが出てくることがあります。
発疹
HIVウイルスに感染したときの症状の一つとして、発疹が出ます。
HIVウイルス感染者の多くにみられる症状です。
筋肉痛、関節痛
HIVウイルスがリンパに侵入し腫れたことなどにより、
筋肉痛や関節痛が出ることも多くあります。
エイズ初期症状のまとめ
これらの初期症状はよくある病気に似ていますよね?そうです、風邪やインフルエンザの症状に非常に似ているのです。
なので、多くのケースでは「風邪をひいた」なんて思っていることが多く、病院に行っても風邪と診断されることもあります。
エイズ検査について
検査は感染してから3ヶ月後?
HIVウイルスに感染してエイズ検査を行う場合、気をつけなければいけないのが感染してからの期間です。
実際、感染してから1ヵ月後であってもエイズ検査可能ですが、90%程度の精度となります。
3ヵ月後のエイズ検査であれば100%正しい検査結果を確認できます。
検査方法
エイズ検査方法は色々あります。
病院、保健機関での検査、自己検査、郵送による検査キットなどです。
やはり1番オススメは病院、保健機関などでのエイズ検査が確実性がありますので、オススメです。ただ、デリケートな問題のため、誰かと対面してエイズ検査の話をしたくないという人が多いのも事実です。
その場合、郵送による検査キットを利用されるといいと思います。
エイズ検査キットなどで検索してみれば多くの検査機関のキットが出てくるかと思います。
自己検査というものがありますが、色々な問題が出ているようですので、
できる限りこの検査方法は行わない方がいいと考えています。
献血してるからエイズ検査は必要ない?
献血しているからエイズ検査は必要ないか?
これは大きな間違いです。
仮に献血した人の血液がHIVウイルスに感染していた場合、
赤十字が「HIVウイルスに感染しています」と伝えたとしたら
多くの人たちがエイズ検査のために利用することになりますよね。
献血はあくまで輸血のための血液をもらっているのであり、
エイズ検査のためではないため、仮にHIVウイルス感染者の方が献血しても
「あなたはHIVウイルスに感染しています」ということを言われることはありません。
最後に
いかがだったでしょうか?
風邪やインフルエンザかと思っていたら熱がずっと下がらない、記載されている初期症状が今出ている、などあった場合は必ずエイズ検査を受けるようにしましょう。
不安だと思われた場合も保険機関などであれば無料で検査できることもありますので、
まずはエイズ検査をしてみることをおすすめします。