チャチャルガンとはどんな果実?日本ではサジージュースとして流行?

風邪の予防に対する関心は冬だけに限りません。
旅行の前、テストの前、大事なイベントの前…。
そんな大事なときに風邪をひきたくないので、健康管理にはとくに気を使いますよね。
そこで注目してみたいのがチャチャルガン。
始めてこの名前を聞く人も多いのでは?
実は、かつてサジーという名前で、日本で話題となったモンゴル産の果物なんです。
そこで不思議な果実チャチャルガンについておさらいしたいと思います。

チャチャルガンとは?

チャチャルガンとは、モンゴルやチベットを原産とする果物。
乾燥した厳しい環境で生育するグミ科の植物です。
チャチャルガンの正式な名前は「ヒッポファエ」ですが、国によって名前はさまざま。
チャチャルガンはモンゴル語ですが、英語になるとシーバックソーン。
これは「海のクロウメモドキ」という意味です。
ちなみにクロウメモドキはとげがたくさんあるバラ科の植物。
日本語ではサジーと呼ばれることが多いようです。
「サジーなら聞いたことがある!」という人も多いのではないでしょうか。

収穫が大変!チャチャルガン

樹の高さは2メートルから4メートルほどですが、なかには10メートルを超える大型のチャチャルガンも存在するそうです。
チャチャルガンは、とげが多いことから、収穫がとても大変とのこと。
そこで、枝ごと切って冷凍してから実を取ったり、樹からふるい落としたり、いろいろな工夫がされているそうです。
乾燥に強いため、砂漠の緑化のために使われることもあるようですよ。

チャチャルガンとはどんな果実?

チャチャルガンは、小さなオレンジ色の果実。
大きさは5ミリメートルほどです。豆と似たような感じかもしれませんね。
果肉、種子、皮の3つがあり、それぞれに豊富な栄養素が含まれています。
とくに栄養がたくさん含まれているのが皮。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸を中心に、300種類ほどの栄養素があるそうです。
そのためチャチャルガンは「スーパーフード」と呼ばれることもあるんですよ。

モンゴルやチベットではチャチャルガンは薬用の果実

チャチャルガンの実には、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、油脂が豊富。
そこで体の免疫力を高めると期待されています。
そのためモンゴルやチベットでは、チャチャルガンは薬の類似品として定着。
別名「イエロードクター」とも呼ばれており、風邪をひいたら「チャチャルガンをお飲み」が定番だそうです。

チャチャルガンと他の果物の違いは?

体が疲れているな、栄養が不足しているな…
そう感じたら、果物や野菜を積極的にとりたいものです。
チャチャルガンは小さな果実ですが、なかには栄養価がぎっしり詰まっています。
ビタミンCの含有量はレモンの約9倍、ビタミンAはトマトの約2.1倍と言われています。
さらに、貧血気味の人が気になる鉄分はレバーの約1.4倍とのこと。
レバーの味が苦手な人は、チャチャルガンでも代用することができそうです。

油脂が含まれている果実チャチャルガン

チャチャルガンの珍しい点は油脂を含んでいることです。
油脂は、牛や豚などの動物、魚、植物からとることが一般的。
これが含まれている果物はめったにないそうですよ。
この油脂の効果からチャチャルガンはスキンケア商品としても利用されるように。

昔、テレビで紹介されて「サジー」ブームが到来

チャチャルガンと聞いてもピンとこない人も、サジーと聞いたら「ああ、あれか!」となる人もいるのではないでしょうか。
フジテレビ系の「めざましテレビ」やTBS系の「ひるおび」で、チャチャルガンは「サジー」として紹介された過去が。
女性向けの雑誌でも、健康や美容に効果が期待できるドリンクとして紹介されたことがあるそうです。
そのような流れがあり、2012年前後の日本では「サジーブーム」が到来しました。

独特のクセがあるサジージュース

チャチャルガンブームによりユーザーが増加したのがサジージュース。
そのままチャチャルガンを食べると苦みや渋みがあるので、ある程度の加工が必要です。
ジュースに加工していても、苦みがそれなりに残るため、他のジュースで割るなど、みんな工夫を凝らしていました。

チャチャルガンは美肌効果も期待されている

チャチャルガンは、ジュースとしてだけではなくオイルとしても使われるように。
オイルには、ビタミンEや不飽和脂肪酸などが含まれるそうです。
ビタミンEは、油脂に溶ける性質があるビタミンのひとつで、老化の防止にいいと言われています。
マカダミアナッツオイルやアボカドオイルと同じ不飽和脂肪酸も含まれており、血行を良くしてくれる効果が期待できます。
それらの効果により、肌のハリや潤いが持続できると考えられました。

化粧品の成分として登場するチャチャルガン

チャチャルガンのオイルは、日ごろから使っている化粧品に含まれていることも。
シーバックソーンシードオイルや、シーバックソーンオイルとして成分表記されています。
チャチャルガンオイルそのものを購入した場合は、日ごろから使っているスキンケア商品に、数滴まぜてもいいそうです。

まとめ

現在、チャチャルガンはブームとしては落ち着いていますが、サジージュースやオイルは現在も販売されています。
とはいえ、スーパーフードの人気が高まると共に、チャチャルガンやサジーに興味を持つ人が増えてきているようです。
気になる人は、いちどチャチャルガン関連商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。